アドベース&アドカラーでレザーブーツのつま先の穴を補修してみた

(※初回投稿2017年10月15日)

ブーツの穴にパテ埋めできるらしい

大昔に買ったショートブーツを、年に数回ですが、しつこく履き続けています。
が、ついにこんなことに。。



やたら雨が沁みてくると思っていたら、つま先に穴が開いていました。
ついに捨てる時が来たのか。と、がっくりしていたら、コロンブスから出ている、「アドベース」なる補修材を発見。革の傷にパテ埋めできるらしいのです。
アドベースが乾いたら、その上に革用の補修塗料を塗ったらいいんだとか。



レノベイティングカラーで塗るかアドカラーで塗るかで迷う


補修塗料は、サフィールのレノベイティングカラー補修クリームと、コロンブスのアドカラーで迷いに迷いました。

サフィールのレノベイディングカラー補修クリーム
色の種類が豊富です。
主成分は、ろう、油脂、有機溶剤で、薄める際はユニバーサルレザーローションを使います。
革に自然な感じで馴染みます。




コロンブスのアドカラー
色の種類は少ないですが、1本300円程度とお安いので、数本買って微妙な色の調整ができます。
成分は水、アクリル樹脂、顔料で、薄める際は水を使います。広範囲にべったり塗ってしまうと、のっぺりした不自然な仕上がりになってしまう印象です。

サフィールの補修クリームは、靴やバッグに使ったことがあり、とても使いやすかったので、今回もこちらにしたかったですが、ネットの色見本でぴったりの色を探し当てる自信がなく、今回はアドカラーにしました。

サフィールは1本1200円ぐらいなので、混ぜて色を作ろうと思うと結構お金がかかります。アドカラーは色の種類が少ない替わりに、1本300円程度とお安いので、3本買っても1000円程度です。

色の調合は、ちょうど同じような色の靴をアドカラーで補修されている動画を見つけたので、参考にさせていただきました。
キャメルとライトベージュを混ぜると良さそうです。

商品が届いたので、早速補修です。うまくいくんでしょうか。。
気に入っているブーツなので、なんとかうまく仕上げたいです。


まずは汚れ落とし

パテ埋め&カラー補修の前に、できるだけ汚れを落としたくて、サフィールのユニバーサルレザーローションで拭いてみました。
これは、革の汚れを落としながら栄養を与えて柔らかくしてくれるものです。




濃い汚れは、なかなか取れませんでしたが、若干薄くはなりました。
しっかり汚れを取りたい場合は、もっと強力なリムーバーなどが必要かもしれません。(ただし、強力な分革を痛めるかも)
なので、この辺りもアドカラーを塗って、ごまかしてみようと思います。うまく色が馴染むでしょうか??ドキドキ。。




アドベースでパテ埋め



説明書によると、30~40分で乾くようですが(薄い場合は10分程度)かなり深い傷のためたっぷり塗ったので、2日ぐらい放置したらしっかり乾いていました。


アドカラーで塗装

説明書通り、240番と400番の紙やすりで軽く整えて、いよいよ塗装です。

アドベースのキャメルとライトベージュをパレットに出すとこんな感じ。
キャメルはかなり赤味が強いです。ほぼライトベージュでいけそうな感じです。



ライトベージュをメインにキャメルを少しだけ足すと、近い色になりましたが、色が綺麗すぎて浮くので、家にあった黒のアクリル塗料(ダイソーの)をちょこっと足したらいい感じになりました。



アドベースの白い部分には、ほとんど水を足さず、べっとり塗って、周囲の革の部分には、薄めたものを何度か重ね塗りして馴染ませました。

筆で塗った後、乾ききる前に指や布でたたくようにするといい感じに馴染みました。


できました

傷が浅めの方はなかなかの仕上がり。レザーローションで取れなかった黒ずみもいい感じに隠せました。



傷が深い方は微妙な感じ。まあ、上から見たら誤魔化せるかな。。



上に書いた、表面の濃い汚れの部分にも、水で薄めたものをたたくように何度か重ね塗りしてみたら、少しうすくなりました。
これ以上やるとここだけ不自然な感じになりそうなのでやめました。



なかなかうまくいったので大満足。あとは耐久性ですね。何度か履いてみて、また状況を追記しようと思います。

アドカラーは、サフィールの補修クリームに比べて、広範囲にべったりと塗るのは難しいのかな、という気がしました。アクリル塗料特有のテカリが出て不自然な感じになってしまいそうです。
ただ、こちらの動画の方ように、薄く重ね塗りした後、上から乳化性のクリームを塗って磨くなどのテクニックがあればいい感じに仕上げらるのかもしれません。


3カ月経ちました。耐久性は・・・

1~2週間に1回程度履いています。雨の日はまだ履いていません。
上から見るとまだそこそこきれいです。



が・・・歩くときにぶつけてしまう底側はまた削れてきました。
これはアドベースのせいではなく、この靴の形と私の歩き方のせいだと思われます。



こっち↓はひどい方。
そもそもここまでひどい穴が空く前に補修するべきでした。
塗装の色が剥げるとアドベースの白が目立つので、アドベースにも色を混ぜておいた方が良かったみたいです。






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同世代の夫と、推定年齢23歳のヒョウモントカゲモドキ(♂)と暮らしています。
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